インドは1947年に独立するまで、100年あまりにわたってイギリスの植民地でした。イギリス植民地時代には、英語が公用語とされていましたが、現在はヒンディー語が連邦公用語、英語は連邦準公用語(一部の州では公用語)となっています。多くのインド人が英語、ヒンディー語、現地語の3言語を使いこなし、学校や企業では主に英語が使われています。
インドでは小学生の頃から英語を習い始めます。この国の官公庁や大学では日常的に英語でコミュニケーションがとられていることもあり、英語を習得することは社会で成功するための
基本条件となっています。このため、英語オンリーの全寮制高等学校が作られるなど、教育の現場も加熱傾向にあり、英語しか話せないインド人の若者も登場し始めています。
インド人とのコミュニケーションは私たち日本人にとってはとてもいい英語のトレーニングになります。と、言うのもインド人は、話し好きな上に、英語文法の間違いなど全く気にせず、自信満々に話しかけてきます。 もちろん、ネイティブと言えどもいつも完璧な英語を話すと言うことはないのですが、「間違ったら恥ずかしい」とか、「ちゃんと話せる自信がない」などと、引っ込み思案になりがちな日本人にとって、インド人の英語の話しっぷりは手本になります。相手も本当のネイティブではないんだと思うと、こちらも急に積極的に話し出したり・・。
そもそも英語は学問ではありません。インドに留学していると、コミュニケーションの楽しさを実感することができる上、「こんな言い方で通じるんだ!」と、発見することしきりです。
インドでは、ヒングリッシュと言われる、所謂インド英語が話されます。アメリカ英語とイギリス英語が違うように、インド英語にも独特の単語の意味や言い回しがあります。
■インド英語で使われる単語の意味