インド、マレーシア、フィリピン留学の語学学校/英語学校を比較
語学スクールとひとくちに言っても、それぞれの国の教育事情、語学学校の設立の歴史等により、3カ国とも語学学校の様子はまちまちです。目的にあった学校を選んで留学しましょう。
国別概要
- インド
- 2015年現在、留学生がそれほど多くないということもあり、学生数50人以下の語学学校がほとんどです。最も学生数が多いのがニューデリーのILSCで350-400人規模。デヘラドゥンのローズマウントは年間を通して平均10人前後です。 インド人学生が在籍している学校も有りますが、通常は別々のクラスです。
- 授業スタイルはオーソドックスな少人数制クラス。総留学生が少ないこともあり、1クラス5~10人程度が主流です。また、インドでは、教師の社会的地位が高く、外国人に英語を教える専門の資格を持っていたり、人格的に立派な先生も少なくありません。
- マレーシア
- ほとんどの語学学校が、首都のクアラルンプール及びその周辺に有ります。その他、ペナン、コタキナバル、ジョホールバルなど。どこも道路や電気などのインフラがしっかりした町(クアラルンプールは都会)で、3カ国の中では、最も快適な生活を送れそうです。学校は、オーストラリア、イギリス、アメリカなどの学校のマレーシア校が多く、通常、本国のカリキュラムに則って授業を行います。マレーシア人学生が多いのも特徴です。
- 授業スタイルはオーソドックスなグループレッスン。1クラスの人数は、10-15名程度のところが多く、時期や場所によってばらつきがあります。マレーシア人学生も多く、大学進学希望者向けのコースや、ホスピタリティー、ITなどの専門コースを併設している学校もあります。
- フィリピン
- セブを中心に、マニラ、ダバオ、バギオ、イロイロ…と多くの語学学校が存在。より取り見取りなのは良いのですが、自分に有った一校を見つけるのは苦労するところ。もともと韓国の学生が短期間に英語を集中的(缶詰式)に学習するための施設というコンセプトで始まった為、ほとんどの学校が、滞在先と教室が同じ敷地内にあるという環境で、勉強に集中できる半面、自由が少ないという欠点もあります。最近は留学生が増え、資金力がついたこともあり、敷地内に様々な施設のある、リゾートタイプの新築校舎に引っ越す学校が増えるなど、設備面でも充実しつつあります。
- 授業はプライベートレッスン中心の集中度の高いスケジュールが組まれています。門限や外出制限もあり、特訓型のスパルタコースで無くても、否応なしに学習させられるスタイルです。教師は、大卒の若い女性講師が多く、英語コンプレックスを克服したい初級者から、社会問題を議論したい上級者まで、対応しています。