インド、マレーシア、フィリピン留学の留学環境を比較
中東出身の学生が多く、アフリカからの留学生もいるインド、中東出身、現地マレーシア人の学生の多いマレーシア、韓国、日本人が大半を占めるフィリピン、国によって、留学の環境もそれぞれ違います。
国別概要
- インド
- 学校：インドの語学学校には、アラビア海を隔てた、イエメン、サウジアラビア、シリアなど中東の学生が最も多く在籍しています。また、最近は、コンゴ、ザイール、アンゴラなどアフリカの学生、モンゴル、韓国、日本などアジアの学生も徐々に増えてきています。文化、生活様式の大きく違う国々の学生たちと知り合い、見聞を広めるとても良い環境があると言えます。
- 日常生活：インドのインフラはおせいじにも良いとは言えないでしょう。しばしば起こる停電、毎日の交通渋滞、トイレの不足。また、カースト制度による差別や警察官の不正、貧富の差など、日本では想像できないようなことがたくさんあります。世界のグローバル化が加速度的に進んでいる現代で、世界の現実を自分の目で見ておくことはとても有益なことではないかと思います。
- マレーシア
- 学校：マレーシアは、国を挙げて、留学生の数を増やそうとしていることもあり、中東、アジアをはじめとして、様々な国から留学生が来ています。また、マレーシア人の7割程度がムスリムと言われ、食品や生活習慣などが共通するイスラム圏からの留学生が少なくありません。更に、語学学校にはマレーシア人学生も多く、現地の学生と仲良くなるなら、マレーシアが最も適した留学先と言えるかもしれません。
- 日常生活：マレーシアの語学学校の多くは、クアラルンプールとその近郊（ペタリンジャヤなど）にあり、他はペナン、コタキナバルなどにあります。学校がある町はどこもインフラが整備されており、快適な留学生活を送ることができます。特にクララルンプールは、鉄道網が発達しており、日本の都市と同じ様に便利に生活することができます。
- フィリピン
- 学校：フィリピンの学校は大半が韓国系の学校ですので、韓国人留学生が圧倒的多数を占めます。プライベートレッスンが中心なので、国籍はそれほど関係ないとは言えますが、韓国人、日本人の割合が高く、中東、ロシアなどその他の国籍の学生が数％在籍しているという環境です。
- 日常生活：フィリピン留学は、英語を短期間に集中的に学ぶということを第一に発展して来ましたので、留学先（フィリピン）の文化を同時に体験すると言った、所謂「留学」とは少し違ったシステムと言えます。都会を中心に市内の治安も必ずしも良いとは言えず、フィリピンに語学留学をする場合は、短期間に英語を集中的に鍛えることを最優先に考えるのが良いようです。
